Dr. Shinya Watanabe / 渡辺 真也 (美術史博士)1980年 静岡県沼津市 出身 東京在住 |
学歴
2012 – 2017 | 国立ベルリン芸術大学 造形学部 社会経済コミュニケーション学科 コミュニケーション科学 博士課程修了 博士論文「ユーラシアを探して – ヨーゼフ・ボイスとナムジュン・パイクの生涯に渡るコラボレーション」 2017年6月2日にディフェンス成功 最終評価 magna cum laude (sehr gut) |
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2002 – 2004 | ニューヨーク大学大学院 シュタイナート教育学部ビジュアル・アート・アドミニストレーション修士課程 卒業 美術修士論文「国民国家が芸術に与える影響 – 旧ユーゴスラビア諸国の場合」 |
1998 – 2002 | 専修大学経済学部国際経済学科 卒業(特待生) |
2000 – 2001 | イリノイ大学アーバナ・シャンペイン校へ交換留学 |
職歴
2018 – | テンプル大学ジャパン 特任教授 |
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2013 – 2017 | ベルリン技術経済大学 (Hochschule für Technik und Wirtschaft, HTW Berlin) 造形文化学部講師 |
2011-2013 | 文化庁新進芸術家海外研修員 |
2011 | テンプル大学ジャパン 講師 |
2009 – 2010 | 東京都歴史文化財団 東京文化発信プロジェクト室 地域文化交流推進課 主事(キュレーター) |
2008 – 2009 | インディペンデント・キュレーター |
2005 – 2007 | イーサン・コーヘン・ファインアート ギャラリー・マネージャー(ニューヨーク市トライベッカ) |
2003 – 2004 | スパイキー・アート創設 キュレーター活動を開始 |
2003 – 2004 | ローズリー・ゴールドバーグによる非営利美術団体「Performa」創設メンバー(NY) |
映画/映像作品製作歴
2024 | 映像作品 「Meeting My Dead Father in Oaxaca, Mexico」(4K, ステレオ, 20分) 監督、プロデュース、編集 |
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2023 | 映像作品 大巻伸嗣「地平線のゆくえ」(4K, ステレオ, 9分) プロデュース、編集 |
2021 | 映像作品「Screen Test: Translate Your Own Culture(スクリーン・テスト:汝の文化を翻訳せよ)」 (4K, サイレント, 7分) 監督 |
2020 | クリス・マルケル監督の映画『レベル5』日本語字幕DVD作成 |
2018 | 映画『神の唄』第1章 (4K, 5.1chサラウンドビデオ, 22分) 監督・脚本・撮影・編集 |
2017 | 映像作品「朝崎郁恵による『哀史奄美』(4Kビデオ, 23分) 監督・撮影・編集 |
2016 | ドキュメンタリー映画「Soul Odyssey – ユーラシアを探して」 (Amazon DVD, Blu-ray)監督・脚本・プロデュース・編集・出演 インドネシア世界人権映画祭、カザフスタン国際ユーラシア映画祭などにて上映 |
展示活動歴
2024 | 「グッドモウニング、ミクス・オアハカ/出雲 2024」@ オアハカ民族植物園+猪目洞窟 |
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2023 | 「大巻伸嗣 – 地平線のゆくえ」 @ 弘前れんが倉庫美術館 |
2022 | 「ヴィクトリア・ソロチンスキー 生命を夢見て:ウクライナと共に」@ギャラリーTOM |
2021 | 「Screen Test: Translating Your Own Culture(スクリーン・テスト:汝の文化を翻訳せよ)」@TUJアートギャラリー |
2018 | 「はじまりの線刻画 – アイルランド・スカンジナビアから奄美群島へ –」多摩美術大学八王子キャンパスアートテーク・ギャラリー |
2016 – 2017 | 「ナムジュン・パイク 2020年 笑っているのは誰 ?+?=??」ワタリウム美術館 鹿児島県霧島アートの森へと巡回 |
2014 | 「When Empty Self Becomes Form (我空が形になるとき)」TS art projects, Berlin |
2011 | 「ART-AID Basel Project For Japan 『来るべき未来への追憶』」 旧Plug-In, Basel, Switzerland |
2009 – 2010 | 「ボルケーノ・ラヴァーズ – アイスランドと日本から」 ISE Cultural Foundation, NY |
2008 – 2009 | 「アトミックサンシャインの中へ – 日本国平和憲法第9条下における戦後美術」 ニューヨークPuffin Room、東京代官山ヒルサイドテラス、沖縄県立美術館へと巡回 |
2006 | 「Salad Days」(展示作家:池田剛介) アーティスト・スペース、NY |
2006 | 「アクション・ペインティング・バトル!篠原有志男vs.勝間陵賀」 イーサン・コーヘン・ファインアート、NY |
2005 | 「もう一つの万博 - ネーション・ステートの彼方へ」 成長型アートスペースlevel1、ギャラリーSOAP、旧130銀行ギャラリーから非営利美術スペースWhite Box, NYへと巡回 |
出版
2022 | 「始まりと終わりの彼方へ – 『ふたつ』を『ひとつ』に繋げる大巻伸嗣のホライゾン」 弘前れんが倉庫美術館 |
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2022 | 「越境する海辺の想像力 − 《Blessing beyond the Borders》に寄せて」 埼玉県立近代美術館 |
2022 | 「ヨーゼフ・ボイスがゲルハルト・リヒターに与えた影響」ユリイカ 2022年6月号 特集=ゲルハルト・リヒター |
2022 | 「ヨーゼフ・ボイスと三島由紀夫 ー 同じ『戦後』を生きた二人の『文化防衛論』」 豊田市美術館 |
2021 | 「ポニョCODE 『崖の上のポニョ』に隠された宮崎駿の暗号」 三元社 |
2021 | 「目には見えないけれど、たいせつなもの ― 佐々木成美個展「●」に寄せて」佐々木成美作品集 |
2020 | 「On Ekstase: Nam June Paik and Joseph Beuys in the Scope of Shamanism」国立現代美術館 (韓国) |
2020 | 「ユーラシアを探して – ヨーゼフ・ボイスとナムジュン・パイク」日本語版 三元社 |
2017 | 「内なる光で世界を照らすこと – 赤瀬川原平の遺作『引伸機』について」 美術手帖 2017年6月号 |
2016 | 「ナムジュン・パイク 2020年 笑っているのは誰 ?+?=??」平凡社 ワタリウム美術館 (著) 渡辺真也(解説) |
2016 | 「Joseph Beuys and Nam June Paik: A Life Long Collaboration” Galerie Thomas Modern. February 2016 |
2015 | 「Let There Be Sound! – On Joanna Przybyła’s Sound of Architecture」ポズナン国立美術館 |
2013 | 「Art after Free Will」 ArtAsiaPacific 誌 82 号 2013 年3-4 月 |
2013 | 「Cogito ergo soup: Interview with Shinya Watanabe」 EIGENART 誌 82 号「Suppe」 |
2010 | 柳幸典のアーティストブック「犬島ノート」編集担当 |
2009 | McCaffrey Fine Art発行「KAZUO SHIRAGA」の編集・版権処理担当 |
2009 | 展示カタログ「Volcano Lovers – From Iceland and Japan」 |
2008 | インタビュー“Shinya Watanabe’s New York and Tokyo Exhibition on Post-War Art Under Article 9” by Jean Downey, Japan Focus |
2007 | 展示カタログ「Into the Atomic Sunshine – Post-War Art under Japanese Peace Constitution Article 9」(ISBN:9781604619669) |
2007 | ジャパン・ソサエティーの展示「Making a Home」カタログへの寄稿 |
2007 | 広島市現代美術館での展示「ポートレート・セッション」に「中心性への希求 – パメラ・ローゼンクランツの芸術行為と自己同一性の解体」を寄稿 |
2006 | エッセイ“Cogito ergo Europe – New European Identity and Its Limitations”をデヤン・カルジェロビッチのプロジェクト“Europory”のため、イタリアのCitta d’Arte財団に寄稿 |
2005 | 「もう一つの万博 – ネーション・ステートの彼方へ」カタログ製作 |
2004 | マリーナ・アブラモビッチ・インタビュー「今はなき故国ユーゴスラヴィアと親友スーザン・ソンタグを想う」を「舞台芸術」に寄稿 |
受賞歴
2024 | 令和6年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業(グッドモウニング、ミクス・オアハカ/出雲 2024) |
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2016 | インドネシア世界人権映画祭(IFFPIE)優秀作品賞、ストーリー賞 |
2014 | 文化庁メディア芸術祭審査員会推薦作品 |
2011 | 文化庁新進芸術家海外研修制度(ベルリンにて2年間) |
2009 | 花王芸術科学財団より助成金受賞(ボルケーノ・ラヴァーズ) |
2009 | イセ文化財団 エマージング・キュレーター・アワード(ボルケーノ・ラヴァーズ) |
2008 | 野村国際文化財団、朝日新聞文化財団、花王芸術科学財団より助成金受賞 (アトミックサンシャインの中へ) |
2007 | 国際交流基金助成受賞 「パネル・ディスカッション『平和憲法は時代遅れか?再軍備を検討する日本』」(会場:アジアソサエティ) |
2005 | 2005年度CECアーツリンク インディペンデントプロジェクト・アワード (もう一つの万博) |
2005 | 野村国際文化財団、朝日新聞文化財団より助成金受賞 (もう一つの万博) |
レクチャー歴
2023 | 「ヨーゼフ・ボイスの黒板絵画を解読する」 Shared Campus Summer School Program @ 東京芸術大学 |
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2022 | 「パフォーマンス・アートなんかこわくない」 国際芸術祭あいち2022 with 相馬千秋 |
2022 | 松澤宥 生誕100年トークイベント「Ωの卵」@ 東向島 北條工務店となり |
2021 | 「ヨーゼフ・ボイスのユーラシア」@豊田市美術館 |
翻訳
2024 | 宇都宮美術館「イヴ・ネッツハマー ささめく葉は空気の言問い」展示カタログの翻訳 |
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2024 | DIC川村記念美術館「西川勝人 静寂の響き」展示カタログの翻訳 |
2023 | 京都国立近代美術館『MoMAK 60th Anniversary Editions』の翻訳 |
2023 | 南條史生「大巻伸嗣個展に寄せて」中国四川省成都群 麓湖A4美術館 |
2022 | 埼玉県立近代美術館でのスクリプカリウ落合安奈個展カタログの翻訳 |
2017 | ブラジルのTVドキュメンタリー「Inspired: Tadao Ando」の英訳&字幕作成 |
2010 | NCAにおけるVik Munizレクチャーの同時通訳 |
2007 | 清水穣による高松次郎論「写真の写真」の英訳 |
2007 | ドキュメンタリー映画「ニアイコール森山大道」の英語字幕翻訳 |
2007 | 広島市現代美術館にて開かれた展示「ポートレート・セッション」展のカタログテキストの英訳(四方田犬彦氏の文章など) |
2006 | ヘンリー・マーティンによる記事”Suspensions”を福井県立美術館での靉嘔回顧展「虹のかなたに」カタログの為に英訳 |
2004 | 金沢21世紀美術館創設カタログの英語翻訳 |
2004 | ローリー・アンダーソンの愛知万博の為の俳句の翻訳を手掛ける |
語学・免許
日本語:ネイティブ 英語:ネイティブクラス ドイツ語:コミュニケーション可 学芸員免許取得済み
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